2024/04/18

【くろがね線を読み解く】第303回 ■信号ケーブル用電柱の建立(202011)

  2020年11月に北九州を訪ねた際、くろがね線の列車に遭遇した。牽引するのはいつもの85ED-1形電気機関車、この日はE8501であった。

推進は70DD-3形ディーゼル機関車D705。

1枚目の戸畑行きは13:08通過、2枚目の八幡行きは13:58通過であった。いずれも中頻度運転時に列車をみかける時間帯である(→中頻度運転については、過去の記事   を参照のこと)。

私が注目したのは、架線柱の間に新たに建てられた信号ケーブル用の電柱である。すでにケーブル類を支持しており、ビームを支える架線柱がいつ無くなっても列車の運行には支障が無い状態である。当ブログで何度かお伝えしてきたように、2013年頃から電気機関車の老朽化による故障は深刻で、集電装置も菱形の旧製品が製造停止のため東洋電機製のΣ型(いわゆるシングルーアームパンタグラフ)に換装したほどである。もし、老朽化した電気機関車をディーゼル機関車に置き替えるならば、架線は不要になる。信号ケーブル用電柱の建立が、非電化化の布石なのかどうか、今後の動きに注目である。

なお写真の場所は夜宮で、いずれの場所からも徒歩5分の谷底にセブンイレブンとバス停があり、訪問も容易である。

記事作成2021年6月22日

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