2024/04/18

★三越★本社前のスイッチャー

 

 富山県富山市内にある三越(サンエツ)本社・富山工場前には、かつて県内の専用線に貸し出していた日立製の25tスイッチャーが保存されています。三越の工場は高岡(能町)と入善にもありますが、スイッチャーの検査を行っているのは富山工場の方で、2019年には南延岡の旭化成専用側線の35tB-BスイッチャーD35-1が、宮崎県からはるばる富山工場までトレーラー輸送されてきて、8月に全般検査を受けています。

雪山をバックに佇むSNEロゴのスイッチャー。1970年製、製造番号13116。丸屋根でボンネット先端ラジエーターカバーが折妻の、標準的なタイプです。日立製の20~25tスイッチャーには、エンジンに新潟鉄工所または振興造機製のDMH17Cを使用したタイプと、米国カミンズ社製NH-220BIを使用したタイプがあります。妻面が折妻であることから、DHM17C(180ps/1500rpm)であることが分かります。切妻の場合はNH-220BI(212ps/2100rpm)です。渡辺台帳によると、黒部駅から北側に分岐していた日本鉱業三日市精錬所へ至る専用側線の入換用として新製配置され、後に三越へ譲渡された機関車ということになります。2016年撮影。

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